オーディエンスの拡張

オーディエンスの拡張は、広告キャンペーンのリーチを拡大するための簡単で効果的な方法です。オーディエンスの拡張では、Twitter全体の利用者間のそれぞれのつながりと共通点を体系的に活用することにより、利用者自身の主要なオーディエンスに似ている利用者を含めるようにターゲティングを拡張することができます。

 

仕組み

オーディエンスの拡張では、ターゲティングしているオーディエンスと似た特徴を持つ利用者に機械学習を使用して「類似性スコア」を割り当てる、ユーザーベースの類似モデリングを活用します。これらの利用者は、ターゲティングしているオーディエンスに非常に似ている、少し似ている、または何となく似ているグループに分類されます。

広告主様は、オーディエンス拡張機能を有効にし、以下の3つの拡張レベルから選択することで、これらの似ている利用者を含めるように広告キャンペーンのリーチを拡張することができます。

  • [狭い] - ターゲティングしているオーディエンスに非常に似ている利用者にリーチします。
  • [拡大] - ターゲティングしているオーディエンスに似ている、またはある程度似ている利用者にリーチします。 
    • [狭い] でリーチする利用者も含まれます
  • [広い] - ターゲティングしているオーディエンスに非常に似ている、ある程度似ている、または何となく似ている利用者にリーチします。
    • [狭い] および [拡大] でリーチする利用者も含まれます

選択した拡張レベルに基づいて、広告キャンペーンのターゲティングは、類似条件に一致する利用者を含めるように自動的に拡張されます。 

 

オーディエンスの拡張機能の使い方

サポートされている目的の広告キャンペーン内で、オーディエンスの拡張は広告キャンペーンフォームの [追加オプション] ドロップダウンメニューにあります。この機能を有効にするには、次の簡単な手順に従います。

  1. 広告キャンペーンフォームの [ターゲティング機能] セクションに移動します。
  2. ターゲティング条件を入力します。
    • オーディエンスの拡張を有効にするために、次のうち少なくとも1つのターゲティングタイプを設定する必要があります。カスタムオーディエンス、キーワード、フォロワーが似ているアカウント、興味関心、映画とテレビ番組、イベント、会話トピック、ツイートにエンゲージメントした利用者、フォロワー。
  3. セクションの下部までスクロールし、[追加オプション] ドロップダウンメニューをクリックして開きます。
  4. [オーディエンスを広げる(オプション)] の横のボックスにチェックを入れます。
  5. 拡張レベルとして、[狭い]、[拡大]、または [広い] を選択します。
  6. 広告キャンペーンの設定を完了し、キャンペーンを開始します。

オーディエンスの拡張を有効にしても、推定オーディエンス数が変わりませんか?理由については、以下のよくある質問で説明しています。

 

メリット

オーディエンスの拡張は以下の点で役に立ちます。 

  • 規模の拡大 - ターゲットオーディエンスに似た利用者を含めるようになるのでリーチが拡張します
  • オーディエンスの発見 - 主要なターゲティングの外ではあるけれども、現在のオーディエンスに似ている利用者を見つけます
  • 簡素化 - 包括的なターゲティングを入力する手間を減らしつつ、主要なターゲティングに似た利用者を見つけます
 

よくある質問

オーディエンスの拡張は、以下の目的の広告キャンペーンで設定できます。リーチ、エンゲージメント数、動画の再生数、プレロール再生数、フォロワー数、アプリのリエンゲージメント数。

アプリのインストール数キャンペーンとウェブサイト訪問者数キャンペーンでは、自動ターゲティングの使用をお勧めします。

現時点では、推定オーディエンス数/オーディエンス予測モジュールはオーディエンスの拡張をサポートしておらず、オーディエンス数は変わらないと予測されます。これは表示上の制限であり、以下のことを示唆しているわけではありません。

  • オーディエンスの拡張が機能していない

  • オーディエンスの拡張は潜在的なオーディエンス数に影響を与えていない/オーディエンス数を増加させていない

推定オーディエンス数を生成するターゲティングタイプの詳細については、こちらをご覧ください。

選択した条件を使用してターゲットオーディエンスを定義すると、基盤となるオーディエンスが作成されます。オーディエンスの拡張ではこの基盤となるオーディエンスを使用して、Twitter上で似ている利用者、つまり同様の特徴を持つ利用者や行動が似ている利用者を見つけます。 

これらの似ている利用者は、ターゲティングしているオーディエンスへの類似性に基づいてグループ化され、選択した拡張レベルに基づいてフィルターにかけられます。 

最後に、すべての人口特性ターゲティング、端末ターゲティング、除外条件を適用して、特定の広告キャンペーンの広告を配信するのに適切な利用者を判定します。 

3つすべての拡張レベルで、次の条件は常に優先されます。性別、年齢、地域、言語、OS、OSのバージョン、端末、および除外条件(除外されたキーワード、除外されたカスタムオーディエンス、リーチ除外リスト)。

オーディエンスの拡張ではこれらのターゲティング条件が常に優先されるため、ターゲティングの制限が大きい場合(細かい地域の選択、狭い年齢範囲、除外カスタムオーディエンスなど)は、規模は制約を受けます。

最良の結果を得るためには、これらの分野ではより広いターゲティングを選択してください。

はい、除外されたオーディエンス、除外されたキーワード、およびリーチ除外リストは、常に優先されます。

オーディエンスの拡張を有効にすると、広告キャンペーンのリーチは特別に指定されたターゲティング条件を超えて拡張されます。上記の常に優先される条件以外でも、ターゲティングの選択範囲の外部でインプレッションが発生する可能性はあります。

始める準備はできましたか?