結婚式アイデア情報メディアのTwitterアカウントが、Twitter広告の導入後3カ月でフォロワー数が700から3万に
“世界中の可愛いをあつめるウェディングキュレーションサービス” marry[マリー]。そのサイトを運営する株式会社インターファームはmarryの認知獲得、集客を目的にTwitter広告を導入しました。その結果、ターゲット層である若い女性の呼び込みに成功しました。今回は、その秘訣をマーケッターの福田実歩氏に伺いました。
サイトの紹介ではなくTwitterユーザーが「見てよかった」と思うような広告を意識
- 御社のビジネス概要についてお聞かせください。また、マーケティング課題は何ですか?
「スマホ1つで、カタログ感覚で使えるおしゃれなウェディングサービス」を作りたいという思いから、プレ花嫁のための結婚式準備アイデアがつまった、marry[マリー]というキュレーションメディアを運営しています。立ち上げは2014年8月で、ターゲット層の女性ユーザー獲得が課題でした。
- なぜTwitter広告の活用に至ったのですか?
marryのターゲット層は25歳~35歳くらいの結婚予定の女性ですが「いつかは結婚したい」「おしゃれなウェディングに憧れている」といった潜在層へもリーチしたいと思っていました。そこで、これらの層へのリーチを目的としてTwitter広告を導入しました。
まずはmarryのファンを増やすために、サイトの紹介ではなくTwitterユーザーが「見てよかった」と思うような広告を意識しました。そのため最新の記事や流行の情報等を広告として利用しました。
- 導入の成果はいかがでしたか? 想定外だった成果もあれば具体的にお聞かせください
2014年12月から、Twitter広告を導入しました。Twitter広告導入前は約700フォロワーだったのですが、約3カ月で3万フォロワー以上になりました。また導入前後でmarryのサイトへの流入が40%もアップし、Twitterからのサイト流入が毎日一定数増えました。
想定外だったのは、他のSNSではあまり反応がよくなかった投稿内容がTwitter上では人気だったり、またその逆の反応もあったりしたことです。このような結果からTwitterと他のSNSとのユーザー層の違いを実感できました。
「ドレス好き」「ディズニー好き」「ロマンチックなことが好き」等、興味ごとにターゲティングを分けました。そしてその興味に当てはまるオーガニックツイートを広告内容に設定しました。特にどの分野でもためになる内容や、最新情報のようなネタは反応がよかったです。感覚にはなりますが、運用しているとそれぞれのターゲットで反応がよい色などが見えてきたので、画像を選ぶ際は反応のよかった色を指標にしました。
- 広告ではない通常のツイートの工夫や反応はいかがですか?
1時間に1回くらいのペースでツイートしています。Twitterユーザーを飽きさせないため、流入を目的としたURLつきのツイートだけではなく、画像も多用しています。時には「どちらが好きですか」とTwitterユーザーに質問するようなツイートもあります。リプライがくるなど、やはりインタラクティブなところがTwitterの面白い点だと思います。
- Twitter広告を今後、どのように活用していきたいですか?
まだリーチできていない女性に出会う方法として使っていきたいです。投稿の内容は、例えばニュースサイトであればニュース自体を広告で届けるなど、ブランドやサイトの説明よりもコンテンツ自体をツイートする方がTwitterユーザーの興味をかき立てられるのではないかと思います。
広告に興味を持っていただいたTwitterユーザーの中には、marryのフォロワーにもなっていただける方もいると思いますので、marryのサイトへの誘導も図れると考えています。
- 普段活用されている広告の中で、Twitter広告はどのような位置づけにしていますか?
こちらから情報を発信するだけでなく、ユーザー の興味・関心度を計るマーケティングツールとしてもTwitter広告を使用していきたいです。例えば反応がよかった画像や内容をもとにmarryのコンテンツを増やす等していこうと考えています。
※当記事は2015年5月時点のものです。
※Yahoo!プロモーション広告経由のTwitter広告に関する事例をもとに構成しています。