レトロ印刷 JAM

Twitter広告を活用した成功事例のご紹介

Twitter広告を活用した成功事例のご紹介

月替わりのテーマを定めたツイートで、多くのフォロワーを獲得。クリエイターから人気を集める印刷通販会社のTwitter活用術

デジタル孔版(こうはん)印刷による印刷物の小ロット提供や、クリエイター向けのワークスペース運営を行う印刷通販会社・レトロ印刷JAM。月ごとにテーマを定めたアカウント運用で、22,000人以上のフォロワーを獲得(2018年7月時点)した同社にTwitter公式アカウントの活用方法や運用のコツを伺いました。

- まずは、御社が展開されているビジネスの全体像についてお聞かせください

弊社は、「レトロ印刷」というデジタル孔版印刷を主に手掛ける印刷通販会社です。ターゲット層は、表現活動をされているクリエイターさんたちで、紙への印刷を中心にご注文を受けています。正式な社名は株式会社JAMですが、「レトロ印刷」や「レトロ印刷JAM」とお呼びいただくことが多いです。

- 大阪市にある店舗はどのような場所ですか

2階が注文を受けたり発送業務を行ったりする印刷工場で、1階はクリエイターさんたちが制作に没頭できるワークスペースです。クリエイターさんが制作した作品を買い取り、店舗やインターネットでの販売する「10部買取」という取り組みも行っています。

たくさんのクリエーターの作品が並ぶ店内
- 「レトロ印刷」の魅力や特長についてお聞かせください

まるで版画のように、ランダムな版ズレやムラ、カスれなどが生じるところです。加えて、インクが落ちやすく混色しやすい特長もあります。こう話すとデメリットばかりのようですが……(笑)、レトロな風合いを表現できる手法の1つとして、クリエイターさんたちにご好評いただいています。

- SNS全般の運用を始めたきっかけはなんですか

多額の広告費をかけるのが難しかったことと、口コミによるマーケティングに将来性を感じたことが、SNS運用開始のきっかけです。デジタル孔版印刷を取り扱っている企業が少なかったこともあり、その魅力を世の中に発信したいという意図もありました。

- その中で、Twitterを利用されるようになった理由や、運用上のルールについて教えてください

やはり、現在主流のSNSであることに加え、フォロワーからのレスポンスが早く即時性が高い点が理由です。2010年9月に運用を始めた時点ではルールを設けていませんでしたが、最近は担当者ごとに、ツイートの内容を分けるようにしています。例えば、1階の担当者はクリエイターさんの作品紹介、2階の担当者は入稿方法やモノづくりのヒントを投稿する……といった具合です。ツイートするタイミングが重複しないよう、投稿スケジュールにも気を配っています。

- アカウントを運用される上で、他に注意していることはありますか

日頃から自然体で投稿を楽しんでいますが、1つ挙げるなら、クリエイターさんの作品を批評しないという点でしょうか。あくまでもフラットな目線で紹介することで、多くの方々に作品をご覧いただければと考えています。

- 日頃ツイートする上で、どのような工夫をされていますか

毎月のテーマを定めて、それに沿ったツイートを毎日投稿するようにしています。例えば2018年の7月は、新発売した用紙「カーネル」と「やわ紙<ごぼう>」を中心に紹介しました。その中で、弊社の印刷技法を活かした紙の使い方や、色の組み合わせなどもレクチャーしています。

- 新商品の発売がない月は、どのようなテーマを立てますか

過去には、ZINE(自主制作による小冊子)のイベントが増える時期を見越して、特集を組んで製本方法を紹介しました。お正月前にツイートした、年賀状の作り方も好評でしたね。こうしたテーマを定めてアカウントを運用し、印刷会社として認知していただくことが、フォロワー獲得につながると考えています。

- 人気のツイートには、どのような傾向がありますか

前述した新しい用紙の紹介のように、弊社の印刷技術を活かした事例に大きな反響をいただけることが多いです。2018年6月末、表紙も本文も全て真っ黒い紙で仕上げた「くらげの本」をご紹介した際も、たくさんの反応をいただけて幸いでした。影響力のあるクリエイターさんにツイートを拡散していただけることもあり、非常に感謝しています。    

- 今後の展望をお聞かせください

特定のハッシュタグをつけて投稿していただいた作品をリツイートして、どんどん拡散していけたらと考えています。クリエイターさんが手掛けた作品を、多くの方々にご覧いただける環境を作っていきたいです。また、多くの反響をいただけたツイートがなぜそうなったか、その理由を探りたい気持ちもあります。分析についても、力を入れていきたいですね。

- ありがとうございました    

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