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Twitter広告を活用した成功事例のご紹介

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天気予報に応じたお役立ち情報が人気!フォロワー数260万を誇る「tenki.jp」のTwitter活用術

日本気象協会と共同で、天気予報メディア「tenki.jp」を運営する「株式会社ALiNKインターネット」。2009年5月に天気予報や防災情報を配信するTwitterアカウントを開設して以来、着々とフォロワー数を増やす同社に、Twitterの活用術やその効果について伺いました。

- Twitterの公式アカウントを日本気象協会と共同運営するようになったきっかけを教えてください

もともと当社では、tenki.jpの機能の一つにマイクロブログを運営していた時期があったのですが、Twitterが日本に上陸した際、自社メディアでマイクロブログを展開するのではなく、今後はTwitter上でサービス展開する方向性に事業転換したのがアカウント設立のきっかけです。

- どういうコンセプトで公式アカウントを運営していますか

コンセプトは、「防災」と「季節を楽しむ」という2つです。まず防災という点では、気象予報士が日々の天気予報と、台風や地震などの気象や防災に関する情報などを配信しています。季節を楽しむという点では、気象予報士だけではなくライターにも参加してもらって、天気にからんだ日々の情報を配信しています。

- 発信する上で注力しているのはどんな情報ですか

基本的には、日々の気象情報をわかりやすく配信することに注力しています。加えて最近は、マーケティングやブランディングもアカウントを運営する上での1つの目的として捉えながら配信していて、ユーザーとのエンゲージメントを高めるという点についてもチャレンジを始めたところです。

- 広報やブランディングに注力するようになったきっかけは

単に天気予報だけの一方通行の配信では、個々のユーザーの需要に答えきれないと考え、Twitterの特長であるインタラクティブ性を積極的に取り入れたいと考えました。具体的には、Twitter上でユーザーの求めていることをアンケートで聞き、その結果を集計してツイートに反映しています。そういった新たな工夫をすることで、tenki.jpのブランディング力にもつながっていると思います。

- 新しい試みをする中で、フォロワーとの関係性に変化はありましたか

アンケートを開始してみると、思った以上にユーザーからの反応が高く、配信内容に注目してくださっているんだと実感しました。アンケートにも積極的に協力していただいて感謝しています。

- 掲載している画像がとてもきれいですが、Twitter用に用意しているのですか

特にTwitter用というわけではなく、もともと本体のウェブサイトで使っている素材をTwitterの一部でも流しています。ただ画像の有無でユーザーからの反応が異なるので、基本的にはすべてのツイートに画像を取り入れて配信するように心がけています。

- 気象情報はリアルタイム性が求められますが、SNSとの相性についてはどう思われますか

SNSとは、基本的に自分が良いと思ったコンテンツを配信したり共有するために使うものだと思います。そういう意味で、天気というのは自分が主体となって気軽に共有できる情報ですから、非常に相性が良いと思っています。また気象についてユーザーは、晴れるのか雨なのか、暑いのか寒いのかといった情報をまず知りたいと思いますので、短文で簡潔に情報を配信できるTwitterは特に相性の良いソーシャルメディアだと思います。

- 他のSNSとの使い分けについて思うことがあれば教えてください

Twitterは文字数の制限があるので、情報元の別媒体に飛んでもらうためのフックの役割を果たすような内容を心がけています。文字数の制限がない他のSNSは、一つ一つの配信の中で内容を完結させるSNSとして捉えており、Twitterとの使い分けがある程度できていると思います。

- 広告キャンペーンを導入するきっかけについて教えてください

おかげさまでTwitterのフォロワー数は順調に伸びていますが、フォロワー数が100万を超えたあたりで、よりネイティブなPR展開が効果的なのではないかと考えたのがきっかけです。

- 始めはどのような形で広告を展開したのですか

2011年頃ですが、築地市場でおいしい食材をeコマースで販売している会社と共同で、「おいしいtenki.jp」というアカウントをtenki.jpとは別に作りました。そこでフォロワーのみなさんに、「台風でりんごが落ちてしまったんだけど、実はこれ、安くておいしんだよ」というような内容をツイートし、りんごを販売しました。


株式会社ALiNKインターネット 代表取締役社長 池田洋人様

- 広告を通して情報を届けるのは効果的だと思われましたか

実は、eコマースに関してはあまり反応が良くなくて、ユーザーがtenki.jpに求めているのはあくまでも気象情報であり、「物を買う行為」はコンテンツ文脈上の一つのアクションにすぎない・・・という、あたりまえのことなのですが、それを痛感できたことが収穫だったと思います。以降は、重要なのはいかに天気に連動したコンテンツをタイムリーにツイートすることなので、それを念頭に置いています。最近では、天気に関するタイアップ記事についてもツイートを始めたのですが、これは通常のツイートに比べて約数十倍反応がいいものもありますね。また、例えば熱中症情報に関して、「今日は熱中症になりやすい天気なので、こんなものを使ってみてはどうですか?」というような、日々の天気に合った便利な情報を乗せたものは反響が大きいです。

- 熱中症についての情報は夏の間よく配信されていましたね

熱中症は毎年夏に社会問題化するので、tenki.jpとしても重要なコンテンツだと捉えています。ただ、熱中症についての情報は地域ごとに異なってきます。気象庁が定めた全国の天気予報の区分は142あるのですが、tenki.jpもその142の区分ごとにTwitterのアカウントを作り、地域ごとの熱中症情報を配信しています。

- 142ものアカウントがあるというのはすごいですね。ターゲット設定はどのようにしているのですか

tenki.jpのTwitterユーザーは6割が男性なので、おのずと男性がメインターゲットになってきますが、ユーザーの中には男性だけでなくお子さんを持つ女性なども多いので、これというターゲットは絞らず幅広い情報を提供するようにしています。

- 今後キャンペーンで具体的に考えているものはありますか

季節を楽しむというのがコンセプトの1つなので、レジャー情報の発信にも力を入れています。これからの季節は、紅葉情報やスキー情報、春ごろは花粉の飛散情報など、レジャーの際に役立つ情報を142の区分ごとや全国単位でも今後検討していきたいです。

- ありがとうございました

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